【岡崎の動物病院監修】犬や猫の足を引きずる原因とその対処法
■足を引きずる
足を引きずるとは、犬や猫が通常通り歩けず、片足を浮かせたり、力が入らずに引きずるような歩き方をする状態を指します。
一時的な筋肉疲労や軽い捻挫であれば自然に回復することもありますが、骨や関節、神経の異常が原因の場合は適切な治療が必要になります。
犬の足を引きずるに多い鑑別疾患
・膝蓋骨脱臼(パテラ)
・椎間板ヘルニア
・骨折や捻挫
犬の鑑別疾患の詳細
膝蓋骨脱臼は特に小型犬に多く、進行すると痛みや歩行困難が悪化することがあります。
椎間板ヘルニアは背骨の神経が圧迫され、足の麻痺や激しい痛みを引き起こし、重症化すると手術が必要になることもあります。
骨折や捻挫は交通事故や激しい運動で起こり、放置すると痛みや歩行異常が慢性化する恐れがあります。
猫の足を引きずるに多い鑑別疾患
・高所からの落下による骨折や脱臼
・血栓塞栓症(後肢麻痺を伴うことが多い)
・変形性関節炎
猫の鑑別疾患の詳細
高所からの落下は猫によく見られ、骨折や脱臼を伴うことが多いため注意が必要です。
血栓塞栓症は特に高齢猫や心疾患を持つ猫で起こりやすく、突然の後肢麻痺や足が冷たくなる症状が見られ、緊急治療が必要となります。
変形性関節炎は加齢や肥満による関節の摩耗が原因で発症し、慢性的な痛みや動きの鈍さを引き起こします。
進行すると関節の変形が悪化し、歩行困難につながることもあります。
